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鍼(はり)は効くのか?に対する答え

インターネットで「鍼」「鍼治療」で検索すると、検索結果の一番下に出てくる他のキーワードに、かなりの確率で「鍼治療 効果なし」と出てきます。

これを見るたびに、鍼治療を受けたけど効果を感じられなかった人か、鍼治療に効果があるかどうかを知りたい人が多いのだなぁと感じます。

『鍼(治療)は効くのか?』

これはおそらく多くの人が知りたい問いではあるものの、実はとてもおかしな問いです。

なぜなら「鍼」は鍼灸師にとってたんなる道具でしかなく、施術者が鍼をどう使うかで効果は違ってくるからです。美容師にとっての「はさみ」、料理人にとっての「包丁」と同じです。

皆さんは鍼治療がみな同じだと思っているかも知れませんが、実際は鍼灸師が100人いれば100通りの治療法があると言われているほど鍼治療は多種多様です。

東洋哲学が土台なのか、西洋医学が土台なのか、といった理論の違いから、太くて長い中国式の鍼、細く繊細な日本式の鍼といった鍼の形状の違い、また経絡上にあるツボに刺す、皮膚に接触させるだけ、鍼に電気を通す、刺した鍼にお灸を乗せるといった手法の違いなど、施術者が何を選択し、どう使うかによってその効果は全く異なってきます。

このように多種多様な治療を生んだのは、鍼治療が二千年以上前に中国で誕生してからずっと、多くの先人たちの経験と知恵によって進化しつづけた成果ではないかと私は思っています。

なので『鍼(治療)は効くのか?』という問いに対しての答えは、

『鍼は効きます。ただ施術者によってその効果は異なる』です。

そんなの当たり前じゃないか、と思われる方もいるかも知れませんが、鍼治療には種類が色々あるのを知られていないがゆえの「鍼治療 効果なし」という検索結果だと思うんですよね。

鍼がマッサージや指圧、カイロプラクティックなどと決定的に違うのは次の2点です。そしてこれらが施術者の腕の見せ所ともなります。

  • 人体に流れている電気信号に直接アプローチし、感覚や運動機能を拡張できる。
  • 内視鏡のように患部に体の中から直接アプローチし、損傷部位を修復できる。

鍼の効果には患者さんと施術者の相性も関係します。相性というのは生理的な好き、嫌いもありますが、患者さんの主訴(悩み事)を解決できる技術を施術者が持っているか、あるいは得意にしているかです。これって美容院探しでも同じですよね?運よく相性のいい施術者を見つけられると、鍼治療の効果は素晴らしい効果を発揮します。

これから鍼治療を受けてみようかと思っている方には是非その治療院のHPを見て、どんな治療でどんな症状が得意なのかを確認していただきたいと思います。HPで情報が得られなければ電話で直接聞いてみるのもいいかも知れません。そうしていろいろな鍼治療を試して欲しいです。

鍼治療を受ける人がマッサージと同じように増えて、インターネットにレビューが多く寄せられるようになるといいなぁと思います。そうなると、検索結果に「鍼治療 効果なし」ではなく、「〇〇治療院 鍼効かない」となり、鍼治療自体を避けら人が減るでしょうから・・・。

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