深層筋とは

私たちの身体を動かす筋肉=骨格筋は、骨格に沿って分布しており、その収縮によって身体を支え、動かしています。

骨格筋には大きく分けて、表層筋(アウターマッスル)と深層筋(インナーマッスル)があります。

表層筋は、皮膚に近い場所にある筋肉の総称です。太くて長くて強い、主に動作時に力を発揮する筋肉です。瞬間的に大きな力を出すことができるものの、長時間収縮を維持することができず張力が低下します。老化が早く、20歳前後から急速に衰えるといわれています。表層筋は外から筋肉の形が解るため『見た目のカラダ』を作る筋トレのメインターゲットです。

一方の深層筋は、骨や関節、背骨の周辺といった身体の深い場所にある筋肉の総称です。細くて短くて弱いけれど、起きて活動している時は常に骨格と内臓を支えている筋肉です。深層筋の収縮のスピードは比較的遅く、大きな力を出すことはできませんが、疲れにくく長時間にわたって一定の張力を維持することができます。年齢を重ねても衰えにくいといわれています。

深層筋は外からは形も働きも確認することはできませんが、私たちの体の土台、動きの土台となっているとても重要な筋肉です。

※表層筋(アウターマッスル)と深層筋(インナーマッスル)は、解剖学的な分類で用いられる言葉ではなく、エクササイズや施術の便宜上使用されているものです。深層筋は、深部筋、ローカル筋、姿勢保持筋と呼ばれることもあります。

深層筋の特徴

①細くて短くて弱い。
②血管が豊富に分布している。
③筋肉の状態を脳に伝えるセンサーがたくさんある。
④持久力がある。
⑤エネルギーの生成能力が高い。
⑥安静時に筋緊張が増加する(骨格と内臓を支える必要があるから)。

深層筋の役割

①姿勢の保持
②背骨の安定
③骨盤の安定
④内臓の安定と働きを助ける
⑤関節の安定と動きの微調整

 

左が表層筋、右が深層筋