眼の痛み

こんな痛みでお悩みですか?

眼を取り出してしまいたいほどの痛みがある。

眼とこめかみがズキズキする。

眼の痛みと不快感で吐き気がする。

眼が痛重くて開けていられない。

パソコン、スマホの光が痛いくらいにまぶしく感じる。

その痛みは、筋膜性疼痛(MPS)かも知れません。

筋筋膜性疼痛(MPS)の眼の痛み

現代人は仕事で長時間モニターを見続けているだけでなく、スマホの画面を見る時間も長いので、眼の疲労を訴える人が少なくありません。

眼の痛みが起こる原因は3つ。

1.眼の使いすぎによる、涙の分泌量の低下

2.眼の使いすぎによる、眼を動かす筋肉の疲労

3.首こり、肩こりに起因する頭部への血行不良

眼は瞬きをすることで涙を分泌して、眼球全体に潤いを与えています。私たちが集中してスマホやパソコン画面を見ている時って、ほとんど瞬きをしていないんですよ。そこに室内の乾燥が加わると、眼の表面が乾燥して傷つきやすくなってしまいます。

眼の動きに関わる筋肉は大きく分けて3つあります。

眼球の向きを変える外眼筋(6つの筋肉の総称)、眼のピントを合わせる毛様体筋、瞼の動きに関与する額、眉、頬の筋肉です。

これらの筋肉は毛細血管の分布が豊富で、筋肉運動には血液をたくさん必要とします。その為首こりや肩こりがあると、頭部の血行が悪くなって、眼球を動かす筋肉がこわばり神経を刺激します。

外眼筋や毛様体筋は頭蓋骨の中にあるので、直接治療することはできませんが、後頭部をゆるめることで血行が促進され硬さが解消されます。なかでも首と頭の境目にある「後頭下筋群」という筋肉のコリを取ることが重要です。

後頭下筋群は別名「頭痛筋」とも呼ばれていて、頭痛を始めとする頭部器官(眼、鼻、口、耳)の不調の原因筋です。この筋肉のコリがきれいに取れれば眼の痛みも劇的に改善します。

瞼の動きに関与する額や頬は、頭部を覆っている帽子のような筋膜=帽状腱膜とつながっているので、この筋膜と額や眉、頬を直接鍼でゆるめることも痛みの軽減に効果的です。

意外かも知れませんが、眼は脳から派生して出来た臓器です。眼球の動きで、脳出血や脳梗塞の場所が解るのは、眼が脳神経で支配されているからなんです。

その為、眼の疲労は脳の疲労の表れとも言えます。

脳の疲労は自律神経の乱れを招きやすいので、眼の使いすぎにはくれぐれも注意してくださいね。

日常生活で眼の痛みを招く要素

  • 慢性的な首こり
  • 慢性的な肩こり
  • 長時間のパソコンやスマホの操作
  • 長時間の頭脳労働
  • 長時間のゲーム
  • 睡眠不足
  • 度が強すぎる眼鏡やコンタクト
  • 度が合っていない眼鏡やコンタクト
  • 眼球の動きが多い労働
  • 精神的緊張(心配、不安、ストレス)

病院でつけられる病名

眼精疲労、ドライアイなど。

当院の治療

眼の痛みは筋肉由来以外にも、角膜、副鼻腔炎、脳の障害という場合もありますので、周辺症状などを詳しく伺った上で施術を行います。

当院では通常3つの段階を経て、眼の痛みを治癒に導きます。

第1段階 痛みの除去

首と肩のコリを解消する施術を行い、痛み信号の遮断、交感神経の興奮抑制、血流の改善・増加を図ります。

第2段階 動きずらさの解消

瞼の動きに関係する、頭部、額、眉、こめかみ、頬の筋肉をゆるめます。筋肉の硬さが取れることで、筋膜内を走行している動脈、静脈、感覚神経、運動神経、自律神経が解放され、瞼を動かす筋群の機能が向上します。

第3段階 筋バランスを整える

眼の痛みだけが主訴の人にはあまり必要はありませんが、巻き肩や猫背などで、姿勢や動きに偏りが生じていれば、体幹、上肢、下肢全体のバランスを整えます。

施術と並行して姿勢や動き、ストレッチなどの指導をします。

自分でできる眼の痛みの緩和法

  • 瞼を温める
  • 頭と首のつけ根を指圧(うなじ中央のくぼんだ部分を親指で押す)
  • 眉毛のマッサージ(少し強い力で引っ張る、洗濯ばさみを短時間使うのも有効です)
  • 額や頬骨のマッサージ
  • 頭皮マッサージ(ペンの後ろなど先が丸いもので髪をとくように動かす)。
  • 首のストレッチ
  • 眼をぎゅっと閉じて、パッと開くを繰り返す。

ミニコラム:痛みは連鎖し記憶される

あなたは痛みを我慢していたら痛い範囲が徐々に広がってきたなと思う時がありませんか?

トリガーポイントは放置すると痛みの連鎖を引き起こすことがあります。それは痛みをキャッチした神経細胞の興奮が同じ脊髄レベルの神経だけでなく、上下の脊髄レベルの神経細胞にもその興奮を伝えるため、元々の痛みの場所から上下・左右の筋も痛みを感じてしまうからです。こうなると症状が複雑になり、元々の痛みの場所=一番負担のかかっていた筋を特定できず、痛みを長引かせてしまいます。

また、脳は「長期増強」という繰り返し入力された情報を記憶するシステムがあります。

学生の時に英単語や歴史の年号を覚える為に何度も繰り返し見て、読んで、記憶したあのメカニズムです。痛みを早期に治療せず放置すると、痛みの信号が継続して脳に入力されるため、脳はその情報を忘れないように深く記憶に刻み込み定着させてしまいます。すると痛みの原因が取れても痛みの記憶だけが残り治療も難しくなります。

痛みの悪循環を生まないために、トリガーポイントを始めとする筋膜の異常を早い段階で治療する必要があります。