眼の痛み

こんな痛みでお悩みですか?

眼を取り出してしまいたいほどの痛みがある。

眼の痛みと共に頭痛がする。

眼の痛みと共に吐き気がする。

眼を開けていられない。

パソコン、スマホの光が痛いほどまぶしく感じる。

その痛みは、筋筋膜性疼痛症候群(MPS)かも知れません。

眼の疲労は脳の疲労です

眼の痛みが起こる原因は、首こり、肩こりによる頭部への血流障害です。

頭部への血流障害は眼の動きに関与する3つの筋肉の機能低下を起こします。ひとつは眼球を動かす外眼筋。もうひとつは眼のピントを合わせる毛様体筋、そして瞼を動かす筋肉です。

これらの筋肉は毛細血管の分布が豊富で血液をたくさん必要とする筋肉です。その為血流障害が起こって筋肉の動きが悪くなると筋膜にかかる内圧が上がり、神経を刺激して痛みが生じます。

外眼筋や毛様体筋は頭蓋内にあるので、直接治療することはできませんが、瞼の動きに関係する筋肉(頭部、額、眉、頬)のコリを鍼でゆるめることは可能です。

いずれにせよ、眼の痛みのを起こしている原因は血流障害なので、頭部への血流を阻害している首コリ、肩コリを解消することが改善策です。

特に首と頭の境目にある「後頭下筋群」という筋肉のコリを取ることが重要です。後頭下筋群は指では届かない最深層にあるので、その治療は鍼でしかできないと私は思っています。この筋肉のコリがきれいに取れれば眼の痛みは劇的に改善します。

眼は脳から派生して出来た臓器です。眼の動きで脳出血や脳梗塞といった脳の異常がわかるのは、脳と目の関連が深いからです。

このことから、眼の疲労は脳の疲労の表れだと言えます。脳の疲労は生命維持機能をコントロールしている自律神経の乱れにつながりやすいので、眼の使いすぎにはくれぐれも注意が必要ですよ。

 

筋筋膜性疼痛症候群(MPS)の痛みは、こうした「コリ」が長く続いたことで、筋膜の癒着やトリガーポイントが発生して起こります

日常生活で眼の痛みを招く要素

  • 慢性的な首こり
  • 慢性的な肩こり
  • 長時間のパソコンやスマホの操作
  • 長時間の頭脳労働
  • 長時間のゲーム
  • 睡眠不足
  • 度が強すぎる眼鏡やコンタクト
  • 度が合っていない眼鏡やコンタクト
  • 眼球の動きが多い労働:検品、文字校正など
  • 精神的緊張(心配、不安、ストレス)

病院でつけられやすい病名

眼精疲労、ドライアイなど。

当院の治療

眼の痛みは筋肉由来以外にも、角膜、副鼻腔炎、脳の障害という場合もありますので、周辺症状などを詳しく伺った上で施術を行います。

通常3つの段階を経て治癒に導きます。

第1段階 痛みの除去

つよい痛みを感じている筋肉のトリガーポイント(活性化トリガー)を鍼(はり)で刺激することで、痛み信号の遮断、交感神経の興奮抑制、血流の改善・増加を図ります。

第2段階 癒着の除去

動きの違和感を生じさせている筋膜の癒着を、鍼の刺激でほぐすようにして取りのぞきます。癒着が取れることで、筋膜内を走行している動脈、静脈、感覚神経、運動神経、自律神経が解放され機能が向上します。

第3段階 筋バランスを整える

姿勢や動きに偏りが生じていれば、体幹、上肢、下肢全体のバランスを整えます。

施術と並行して姿勢や動き、ストレッチなどの指導をします。

自分でできる眼の痛みの緩和法

  • 瞼を温める
  • 頭と首のつけ根を指圧(うなじ中央のくぼんだ部分を親指で押す)
  • 眉毛のマッサージ(少し強い力で引っ張る、洗濯ばさみを短時間使うのも有効です)
  • 額や頬骨のマッサージ
  • 頭皮マッサージ(ペンの後ろなど先が丸いもので髪をとくように動かす)。
  • 首のストレッチ
  • 眼をぎゅっと閉じて、パッと開くを繰り返す。

ミニコラム:痛みは連鎖し記憶される

あなたは痛みを我慢していたら痛い範囲が徐々に広がってきたなと思う時がありませんか?

トリガーポイントは放置すると痛みの連鎖を引き起こすことがあります。それは痛みをキャッチした神経細胞の興奮が同じ脊髄レベルの神経だけでなく、上下の脊髄レベルの神経細胞にもその興奮を伝えるため、元々の痛みの場所から上下・左右の筋も痛みを感じてしまうからです。こうなると症状が複雑になり、元々の痛みの場所=一番負担のかかっていた筋を特定できず、痛みを長引かせてしまいます。

また、脳は「長期増強」という繰り返し入力された情報を記憶するシステムがあります。学生の時に英単語や歴史の年号を覚える為に何度も繰り返し見て、読んで、記憶したあのメカニズムです。痛みを早期に治療せず放置すると、痛みの信号が継続して脳に入力されるため、脳はその情報を忘れないように深く記憶に刻み込み定着させてしまいます。すると痛みの原因が取れても痛みの記憶だけが残り治療も難しくなります。

痛みの悪循環を生まないためにトリガーポイントは早い段階で治療する必要があります。