☑親指のつけ根が痛い。

☑指先がしびれる。

☑手の平がしびれる。

☑包丁を使うと手首が痛い。

☑ドアノブを回すと手首が痛い。

筋筋膜性疼痛症候群(MPS)の手の痛み

筋筋膜性疼痛症候群(MPS)の痛みは、「ひどいコリ」が続いたことで筋膜に異常が生じ、『トリガーポイント』という痛みのセンサーを刺激するスポットが発生したことで起こっています。

トリガーポイントが発生する原因

トリガーポイントは体に加えられた外力(荷重・重力)により、過度に負担のかかった筋肉に深刻な血流障害が起き、組織の修復が阻害されることによって発生します。

一過性の強い外力:交通事故、スポーツ傷害、転倒、打撲、ムチウチ、寝違え、手術など。

継続的な外力:生活習慣(姿勢のクセ、動き方のクセ)、労働、スポーツ、骨格の非対称性、ストレスによる体の緊張など。

筋力の低下は外力に対応する力が弱くなっているので、骨を支える筋肉への負担が大きくなります。

手の痛みを引き起こす原因

手は指先で細かい動きをする必要があるため、小さくて細い筋肉がたくさんあります。手の甲や手のひらがコルというのが想像がつかないかも知れませんが手もコリます。

また指先を細かく動かしたり、手のひらで何かを支えるには、手首、肘、肩が固定されている必要があるので、手を使う時間が長いとそれらの部分も同じように疲労します。

【手に負担がかかる要素】

  • 包丁を握る
  • ハサミを使う:美容師、庭師
  • 楽器演奏:ピアノ、バイオリン、ギター
  • 手のひらで頭を支える:美容師、乳幼児を育児中のママ
  • 強く手を握りしめる:バイクに乗る人、テニス、ゴルフ
  • 文字を書く
  • パソコン操作
  • 指先で何かをつまんで指を動かす:裁縫、編み物
  • 指先に強い力を加える:エステティシャン、マッサージ師
  • 手根に強い力を加える

間違えられる病気

手根管症候群、腱鞘炎、バネ指(弾発指)、キーンベック病(月状骨軟化症)、三角繊維軟骨複合体損傷(TFCC損傷)など

当院の治療

通常3つの段階を経て治癒に導きます。

第1段階 痛みの除去つよい痛みを感じている筋肉のトリガーポイント(活性化トリガー)を鍼で刺激することで、痛み信号の遮断、交感神経の興奮抑制、血流の改善・増加を図ります。

第2段階 癒着の除:活性化トリガーに関連する筋膜の癒着(潜在化トリガー)を鍼の刺激で、溶かすようにほぐすようにして取りのぞきます。

第3段階 筋バランスを整える:姿勢や動きに偏りが生じていれば、体幹、上肢、下肢全体のバランスを整えます。施術と並行して姿勢や動きの指導、ストレッチや運動の指導をします。

手の筋肉はそれぞれが小さくて細いので、ここにできるトリガーポイントも米粒ほどの大きさです。この小さなトリガーポイントを上手くとらえ取りのぞくことが出来れば手の痛みは瞬時に消えます。

当院での改善例

主訴:手首の痛み(30代・女性・美容師)

来院までの経緯:職業柄手をよく使う。最近シャンプーをする時に頭を支える左手の手首に激痛が走る時がある。良くなったり悪くなったりを繰り返しているが、鍼で治るなら治したいと来院。

治療:美容師さんはシャンプーをする姿勢に無理があるのか、手首や腕、首、腰に痛みを抱えている方が多くいらっしゃいます。この方は左の手首の小指側にある丸く飛び出た骨(尺骨の茎状突起)周辺に痛みがあるとのことでした。小柄な方なので、シャンプー時に手を大きく開き頭を支えつづけることで小指のつけ根に負担がかかったのだと思います。

尺骨周辺のトリガーポイントを見つける為に、手首を色々な方向に動かしてもらい、痛みの出る場所を探しました。手にある筋肉や腱はとても細いので探すのが大変なのですが、丹念に探していくと米粒ほどのトリガーポイントが触知できました。そこを鍼で刺激すると患者さんにドーンという刺激が感じられました。すると一瞬で痛みが無くなりました。

この方は鍼が初体験でした。これまでに手首の症状で整体などに行かれていたということですが、今回の鍼の効果に「即効性が凄い!」と驚かれていました。

ミニコラム:痛みは連鎖し記憶される

あなたは痛みを我慢していたら痛い範囲が徐々に広がってきたなと思う時がありませんか?

トリガーポイントは放置すると痛みの連鎖を引き起こすことがあります。それは痛みをキャッチした神経細胞の興奮が同じ脊髄レベルの神経だけでなく、上下の脊髄レベルの神経細胞にもその興奮を伝えるため、元々の痛みの場所から上下・左右の筋も痛みを感じてしまうからです。こうなると症状が複雑になり、元々の痛みの場所=一番負担のかかっていた筋を特定できず、痛みを長引かせてしまいます。

また、脳は「長期増強」という繰り返し入力された情報を記憶するシステムがあります。学生の時に英単語や歴史の年号を覚える為に何度も繰り返し見て、読んで、記憶したあのメカニズムです。痛みを早期に治療せず放置すると、痛みの信号が継続して脳に入力されるため、脳はその情報を忘れないように深く記憶に刻み込み定着させてしまいます。すると痛みの原因が取れても痛みの記憶だけが残り治療も難しくなります。

痛みの悪循環を生まないためにトリガーポイントは早い段階で治療する必要があります。

お気軽にお問い合わせください。03-6673-4676受付時間 10:00-19:00 [ 月・火除く ]

予約・問合せ