こんな首痛はおまかせください!

☑首の後ろ側がジンジン痛む
☑側頭部から首、肩にかけていつもズキズキする
☑頭と首の境目の奥の方がいつも重だるい
☑頭を回すと首の横側に鋭い痛みが走る
☑ぎっくり首を何度も繰り返している
☑首の前側が張って痛い
☑頭を上下左右回転させるときに鈍い痛みがある
☑手術後の痛みがとれない
☑画像診断で異常はないのに痛い
☑鎮痛剤やブロック注射が効かない
☑色々な治療を受けたのに改善しなかった

あんにょん鍼灸院は、指では触れられない深層筋へのはり治療で慢性的な首痛を改善します。

首痛の3大原因

 

首の骨(頚椎=けいつい)は、5~6㎏(体重の約10%)もある頭を支え、上下左右に動かしたり回転させたりと複雑な動きをコントロールしています。また首は、脳を含む頭部器官(目、鼻、口、耳)に栄養と酸素を送り老廃物を回収する血管の通り道であり、体と脳をつなぐ神経の通り道でもあります。

首は生命活動においてとても重要な役割を担っているにも関わらず、その構造は7つの骨(頸椎) の周辺を細く小さな筋肉が重なっただけの脆弱なものです。その為、首は少しの刺激で損傷しやすく、障害した時の影響が深刻で全身に及ぶことから「人体の急所」と言われています。

頚椎症、頚椎ヘルニア、頚椎脊柱管狭窄症と病院で診断名がつくものから、首を動かした時の痛み、首と頭の境目のつまり感、手や腕のしびれといった症状は、特定の筋肉を酷使したことによる『首こり』から始まります。

首こりが慢性化すると、収縮して硬くなった筋肉が首の可動域をせばめるだけでなく、首とつながる肩・腕、胸、アゴの動きまで制限しはじめます。 また、硬くなった筋肉が血管を圧迫する為、脳や目、鼻、口、耳といった頭部にある器官の機能低下を招きます。眼精疲労、頭痛、鼻炎、耳鳴り、顎関節症などは首こりとは全く関係のない症状のように思えますが、首こりの影響を大きく受けています。

首こりが起こす症状で特に注意が必要なのは自律神経の失調です。自律神経は交感神経と副交感神経という2つの神経により生命の維持活動を担っているとても重要な神経です。首には自律神経のブレーキ役である副交感神経が密集しているため、首こりによってこの神経が圧迫されると体は暴走を始め、胃腸障害、睡眠障害、排泄障害、精神障害(うつ、パニック障害)など、広い範囲に深刻な影響を及ぼします。病院では原因不明と言われた、頭痛やめまい、吐き気、倦怠感、不安感などは首こりが原因であることも多いのです。

首痛の原因1.悪い姿勢
首痛で一番多い原因は、普段の姿勢の悪さから来る筋肉の緊張や血行不良です。

猫背で頭が過度に前にでた姿勢は、頭蓋骨と頸椎をつなぐ小さな筋肉(後頭下筋群)や頸椎を支える筋肉に大きな負担がかかります。首周りの筋肉に疲労がたまると頭部への血液循環が悪くなり、めまいや目の奥の痛み、頭痛、不眠など様々な症状が引き起こされます。頭が前に2.5㎝出るごとに、首にかかる負担は4㎏増すと言われています。

首痛の原因2.精神的なストレス
不安や心配事など精神的なストレスを抱えている人は、総じて浅く速い呼吸をしています。浅く速い呼吸を続けていると、心臓と肺の入れ物である胸郭(きょうかく)の動きを作る筋肉や、呼吸を補助する首の前側の筋肉が疲労して血行不良を起こします。また精神的ストレスのある人は、あれこれと考えを巡らせることで頭部への血液供給が過多になり循環障害が起きやすくなります。

首痛の原因3.長時間のPCやスマホの操作
PCやスマホの操作をする時は、モニターを凝視するために頭部がぶれないよう首の筋肉を緊張させています。またキーボード操作は細かな指先の動きが必要となるため、手、肘、肩が動かないよう腕の筋肉全体を緊張させています。つまりPCやスマホ操作は同じ姿勢(=固まった姿勢)でいることが長く続くため、血行不良によるコリ、筋肉の癒着、痛みを招きます。

痛みを増悪させる要因には、飲酒、過食、不規則な生活習慣、ストレス、睡眠不足、運動不足などがあります。

首痛の誤解

首痛の誤解① ヘルニアや狭窄症が原因

西洋医学では画像診断により原因が特定されがちです。骨格にヘルニアや狭窄などの異常があればそれが原因、なければ原因不明の痛みとなります。骨を動かし関節を支えている筋肉や腱、靭帯などの異常は画像で見つけることが出来ません。慢性腰痛の80%が病院の検査では見つけられない非特異的腰痛であるように、首痛の多くも筋・筋膜性疼痛症候群やストレスによるものがほとんどです。

首痛の誤解② 手術で治る

ヘルニアや狭窄症の手術は骨格の構造を正常化しようとするもの。電気活動である痛みを無くす治療とは目的が異なります。痛みの多くは、使い過ぎ、同じ姿勢、心理的要因による筋肉の緊張が原因です。これらを理解せず手術を行っても数年後には再発、再手術となります。手術は外傷ですから新たなケガを負うことであることも忘れてはいけません。

首痛の誤解③ ストレートネックだから仕方ない

ストレートネックとは本来緩やかに前方にカーブしている頸椎がまっすぐな状態で固定化している状態。カーブがないことで首の筋肉と関節への負担は増しますがストレートネックだから痛みが出るというのは間違いです。ストレートネックは悪い姿勢が常態化したことで、くびまわりの筋肉や靭帯が硬くなって起こります。一旦ストレートネックになると治らないと思われていますが、筋肉の柔軟性を取り戻せば正しいカーブは取り戻せます。

首痛の予防法

首痛の予防法① 正しい姿勢を心がける

頭が2.5㎝前に出るごとに、首にかかる負担は4㎏増すと書いたとおり、正しい姿勢は痛みを予防する上で最も重要です。正しい姿勢とは重力に対して一番体に負担の少ない姿勢のこと。首は日常的に負担の多い場所なので意識して正しい姿勢を心がけてください。正しい姿勢を取るのに必要なのことは3つ。①正しい姿勢を知る②正しい姿勢が取れる筋肉の柔軟性を取り戻す③正しい姿勢をいつも意識することです。

首痛の予防法② 首と肩を動かす&ストレッチ

首と肩は筋肉(筋膜)によってつながっています。現代人は座っている時間が長く、同じ姿勢でPCやスマホ操作をする時間も長くなっているため、首と肩の動きはワンパターンで血流が滞りやすい状態です。頭を支え固定する筋肉=深層筋が疲労して固まらないよう、意識して回したり伸ばしたりして血行を促進しましょう。

首痛の予防法③ 首を冷やさない

首には外部温度を察知する敏感なセンサーがあります。このセンサーが低温の刺激を受けると身体は内臓を守ろうとして血液を体の中心(=内臓)に集めるようになっています。その結果、筋肉や手足の先まで血液が行き渡らなくなり、コリや痛み、手足の冷え、こわばりなどが起きます。夏でもエアコンのきいた場所では首を冷やさない工夫をしましょう。

当院の施術について

第1段階:痛みの除去(現場の問題を解決)
強い痛みを感じる場所には、トリガーポイント(発痛点)という痛覚神経が過敏になっているポイントがあります。そこをはりで直接刺激することで、活性化している痛み信号の遮断、交感神経の興奮抑制、血流の改善・増加を図ります。

第2段階:柔軟性の回復(現場周辺の問題を解決)
トリガーポイントの周辺は必ず筋肉が過度に緊張(コリがある)しています。その筋肉のコリを、はりの刺激で一層一層深部まで溶かすようにほぐすしていきます。コリが取れることで、圧迫されていた血管と神経が解放され筋肉が柔軟性を取り戻します。

第3段階:筋バランスを整える(全体の問題を解決)
緊張した筋肉は関節の可動域を制限し、ひどくなると骨をひっぱって関節の変形を招きます。上半身と下半身、左右、前後の筋肉の偏りを確認しながら全身の筋バランスを整えます。施術と並行して姿勢や動き、ストレッチなどの指導をします。