こんな頭痛でお悩みですか?
✔ こめかみから側頭部にかけてジンジンする
✔ 後頭部と首のさかいめが詰まっている感じがする
✔ 頭全体が絞めつけられる
✔ 頭が後ろに強く引っ張られる感じがする
✔ 頭が一日中重い
✔ 顔が熱くなって頭がガンガンする
✔ 頭痛とともに吐き気がする
✔ 頭をあげているのがつらい
その痛みは、『筋筋膜性疼痛症候群』かも知れません。
頭痛について
頭痛には「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発性頭痛」があります。
それぞれ頭痛の特徴や原因、症状が解明されていますが、私はこのすべてに『首こり』が関係していると考えています。
痛みには大きく「筋肉からくる痛み」と「神経の痛み」があります。
「筋肉からくる痛み」は、硬くなった筋肉が血管を圧迫したり、神経を絞扼(こうやく)して起こります。
「神経の痛み」は、病気やケガで、神経自体が損傷するか機能不全をおこした時の痛みです。
この他に「心因性の痛み」があります。
頭痛のほとんどは「筋肉からくる痛み」ですが、「心因性の痛み」を併発していることが多くあります。
痛みの3大メカニズム
1.侵害受容性疼痛(しんがいじゅようせいとうつう)
組織の損傷を伴うか、組織を損傷する可能性がある刺激(侵害刺激)を受けた時に発生する痛みです。通常は数日から数週間という短い期間だけ続きます。
例)骨折、ケガ、打撲、ムチウチ、筋肉痛、寝違え
頭痛を引き起こす侵害刺激となっているのは、頭部と首の境目の最深部にある『後頭下筋群』のコリです。後頭下筋群のコリは頭痛のほか、自律神経の乱れも誘発します。
2.神経障害性疼痛
神経障害性疼痛は、神経系、特に末梢神経に損傷または機能不全がある場合に発生する痛みです。
神経が損傷する原因としては、怪我、病気(糖尿病、多発性硬化症、帯状疱疹など)、感染症、特定の薬剤、外科手術の合併症など、さまざまな理由が考えられます。
神経障害性疼痛の痛みは、灼熱感、刺すような感覚、電気ショックのような感覚を伴うのが特徴です。
硬くなった筋肉(コリ)が原因の「神経障害性疼痛」を発症もあります。
3.心因性疼痛
医学的な検査をしても異常がみられない、心理的、社会的な要因によって起きる痛みです。
心理的要因:ストレス、怒り、不安、不満、悲しみ、憂鬱、考え方のクセ、こだわり、トラウマなど
社会的要因:経済状況、雇用状況、社会的孤立、家族関係、役割の有無などが挙げられます。
心因性疼痛は、上記に挙げた心理的、社会的要因による苦痛が体の痛みとして現れたり、もともとある体の痛みを増幅して感じてしまうことがあります。
頭痛の原因
筋肉は引っ張られた状態が続くと緊張が高まります(硬い、張っている、こっている状態)。
筋緊張が高まると、筋肉を覆っている筋膜の内圧が上がって血管が圧迫され、血流が低下し、発痛物質の産生・停滞が生じて痛みを引き起こします。
悪い姿勢、無理な姿勢は過度に引っ張られる場所(筋肉)が出てくるので、筋緊張が高まりやすくなります。また、同じ姿勢は、筋肉がこう着状態になっているので、引っ張られた時と同様に筋膜の内圧が上昇しています。
筋膜の内圧が上がり、痛みを感知するセンサーが刺激され続けると、その刺激は隣りの筋肉、そのまた隣の筋肉へと伝播していきます。
そうして、筋の緊張は、その硬さと、範囲、深度を増して、なかなか消えない痛みになっていきます。
筋膜の異常(ねじれ・ゆ着)と頭痛
筋緊張は、最初は体を動かす大きな筋肉(表層筋)におこります。いわゆる筋疲労です。
表層筋に起きた筋緊張が解消されないままになると、徐々に、骨や関節周辺にある筋肉(深層筋)へと緊張は広がっていきます。
深層筋の緊張状態は、関節の動きを悪くするため、筋肉のさらなる循環障害を招きます。その結果、筋膜の異常(ねじれ・ゆ着)が発生します。この筋膜のねじれやゆ着が「ぎっくり首」の原因と言われています。
ゆ着には「筋膜と筋膜のゆ着」と「筋膜と骨膜」があります。
ゆ着を起こした筋膜には『トリガーポイント(痛みの引き金)』という触ると痛みを誘発するポイントが発生しています。
トリガーポイントとは、侵害受容器(痛みを感じるセンサー)が過敏になった部位のことで、このトリガーポイントが侵害刺激となって生じる痛み、それを『筋筋膜性疼痛症候群』といいます。筋筋膜性疼痛症候群の中で、首に生じたものは『頚性神経筋疼痛症候群』と名付けられています。
筋膜のねじれやゆ着は、マッサージ、整体、電器機器といった体の外から行う施術では解消が困難です。
筋膜の異常が生じる要因
筋筋膜性疼痛症候群による頭痛は、多くの場合、以下に挙げる複数の要因の組み合わせによって起こります。
1.一過性の外力:大きな力が急激に体にかかる
例)交通事故、スポーツでの衝突、転倒、ムチウチ、寝違え、打撲、外科手術など。
※これらの後遺症が数年後に痛みとなって出ることがあります。
2.継続的な外力:同じ力が特定の筋肉に繰り返しかかる
例)悪い姿勢、脚長差による体軸のズレ、骨格の非対称による動きの軸のズレ、長時間の同一姿勢(スマホやパソコン操作、立ち仕事、座り仕事)、同じ動きの反復(検品、下を向く作業)、不正咬合、喰いしばり、肉体の酷使(腕を使う労働)、過度な筋トレなど
3.精神的ストレス:怒り、経済的不安、健康不安、家族関係、社会的孤立など
4.筋肉の量と質の低下:老化、運動不足で外力(重力)に対応できなくなる
5.栄養不良:栄養のアンバランス、欠乏が筋肉や筋膜の異常を招く
痛みを増悪させる要因として、飲酒、過食、不規則な生活習慣、ストレス、睡眠不足、運動不足などがあります。
筋肉の状態が悪化するステージ
当院では、筋肉が悪化していくステージがあると考えています。
ステージ事に現れる症状は異なるので、症状を早期に改善させるには、そのステージに合った施術を受けることが重要です。
Stage0 | 筋肉に本来備わっている柔軟性と弾力性が保たれている |
Stage1 | コリ・ハリを感じる。運動・入浴・ストレッチなどを行えば数日で自己回復する |
Stage2 | 慢性的なコリ、時々痛みを感じる。マッサージや整体に行けば回復する |
Stage3 | 慢性的な痛み・しびれ、関節の動きが悪くなる。マッサージや整体での回復が不可能 |
Stage4 | 強い痛みやしびれ(神経障害)。関節に変形が生じる。手術を勧められることもある |
当院の頭痛の施術
あんにょん鍼灸院では、『深層筋・筋膜セラピー』という、オリジナルのトリガーポイント鍼療法(はりりょうほう)を使った施術を行っています。
トリガーポイント鍼療法では以下のような効果が期待できます。
- 痛みの活動電位が治まる
- 筋肉の緊張が解ける
- 交感神経の緊張を解き、局所の血流を改善する
- 発痛物質の産生・停滞を抑える
当院の施術のポイント
1.トリガーポイントを確実に解消
お客様に動いていただいたり、体をストレッチさせて、トリガーポイントを正確に探して解消します。これにより、痛み信号の遮断、交感神経の興奮抑制、血流の改善・増加を図ります。
2.柔軟性と弾力性の回復
硬くなっている筋肉を、はりでマッサージするようにほぐすしていき、血管の圧迫を解消します。血流が回復することで、発痛物質の産生が低下、流されることで、筋肉が本来の柔軟性と弾力性を回復します。
3.筋バランスの調整とセルフケア
症状のある筋肉を改善するだけでなく、上半身と下半身、左右、前後といった全身の筋バランスを整えます。
施術後の良い状態が保てるよう、姿勢や動き、ストレッチなどの指導をします。
人体は複雑な折り紙のように筋膜によってつながっています。
痛みが出ている場所だけでなく、全体をひとつのまとまりとして痛みの原因を探すことが必要です。
あんにょん鍼灸院からのメッセージ
筋肉はどんなに状態が悪くなっても、血流をちゃんと改善させることができれば、痛みは消え、筋肉が本来持っている弾力性と柔軟性を取り戻すことができます。
- 病院での治療を長く続けているのに痛みが消えない
- 頭痛薬が効かない
- 医者にもう治らないと言われた
- どんな治療をしてもダメだったのであきらめている
- 一生この痛みと付き合っていくと思うと憂鬱になる
このようなお悩みをお持ちの方は、是非あんにょん鍼灸院に相談ください。
必ずあなたのお力になります。