こんな首痛でお悩みですか?
✔ 首と後頭部の境目がつまっている
✔ 頭が後ろに強く引っ張られる
✔ 首の前側がパンパンに張っている
✔ 首から腕、指先までしびれる
✔ 首だけで後ろを振り向けない
✔ 首の痛みと頭痛がずっと続いている
✔ 首こりがひどくて吐き気がする
✔ 首が痛くて眠れない
あんにょん鍼灸院では、このような首痛でお悩みの方に、当院独自の深層筋・筋膜をターゲットにしたはり治療とセルフケアの指導で、症状の早期改善と再発しない体づくりを提供しています。
首は生命維持に重要な役割を担っている
首は生命を維持するまざまな機能と活動において重要な機能を担っています。首の主要な役割は次のとおりです。
1.頭部のサポートと可動性
首は約 4.5 ~ 5.5 kg の重さの頭を支えます。7 つの椎骨で構成される頸椎は、頭部の安定をサポートしながら、頭を回して周囲を見回したり、うなずいたり、頭を傾けたりするなど幅広い可動範囲を可能にしています。
2.神経系の経路
中枢神経:首の椎骨を通る頸髄(けいずい)は、脳と身体の情報をやりとりする信号の導管として機能します。
末梢神経:頸椎から分岐する神経は、上肢、首、肩の運動機能と感覚機能を制御します。頸神経叢 (椎骨3番-5番) から発生する横隔膜神経は、横隔膜を神経支配し、呼吸に重要な役割を果たすため、特に重要です。
3.呼吸機能
気道:首には気管があり、気管は肺につながる主要な気道です。首の柔軟性は、睡眠中や運動中に気道を開いた状態に保つために重要です。
呼吸補助:斜角筋や胸鎖乳突筋などの首の筋肉は、おもに強制的な吸入や激しい運動などによる呼吸困難のときに、胸郭(胸椎と肋骨)を持ち上げて胸腔を広げ呼吸を補助します。
4.循環器系
主要血管:首には頸動脈と頸静脈があり、脳への血液循環に不可欠です。頸動脈は酸素を豊富に含んだ血液を脳に供給し、頸静脈は酸素を失った血液を心臓に戻します。
血圧調節:首にある頸動脈の圧受容器は血圧を監視し、脳に信号を送って血圧を調節します。脳は送られた情報に応じて心拍数と血管抵抗を調整します。
5.感覚入力とコミュニケーション
視覚と聴覚:首は頭を動かすことができるため、刺激に対して目と耳を向けることができ、感覚入力と状況認識が向上します。
嚥下と発声:首には咽頭と喉頭があります。咽頭(いんとう)は、空気の通り道であると同時に食べ物の通り道です。喉頭(こうとう)には声帯があり、主に声を発するための重要な役割を果たします。
6.リンパ系
リンパ節:首には免疫系の一部である多数のリンパ節があります。これらのリンパ節はリンパ液を濾過し、病原体や異物を捕らえて免疫細胞によって破壊します。
首の役割は、頭部のサポートと可動性、神経伝達、呼吸機能、循環、感覚入力、伝達、免疫反応など、多くの重要な身体機能に不可欠です。
首が適切に機能することは、体全体の健康と生活の質の向上にとても重要です。
首痛の原因と要因
首痛の原因はひとつ、要因はいろいろ
一般的に首痛の原因は、頚椎椎間板ヘルニア、頚部脊柱管狭窄症、ストレートネック、悪い姿勢、骨盤のゆがみ(ズレ)など様々に言われています。
ここで注意が必要なのは、病院でつけられる病名は痛みの原因ではないということ、そして姿勢や骨格の変形、ズレは痛みが生じた要因のひとつであって原因ではありません。
「原因」は、痛みを直接引き起こしたもの。
「要因」は、痛みの発生につながる可能性のある様々な要素のことです。
たとえば、風邪の「原因」はウイルスですが、体力不足やストレスはその「要因」となります。
「原因」と「要因」を分けて考えなければならないのは、治療法の選択に大きくかかわってくるからです。
首痛の原因は組織損傷 or 神経損傷
首痛を含む筋骨格系の痛みのメカニズムは、肉体的、社会的、精神的と多面的ですが、直接の痛みの原因は ①組織(筋肉、腱、靭帯、骨、骨膜など)の損傷 ②神経そのものの損傷のいずれかです。
組織損傷の多くは体を動かす軟部組織(筋肉、筋膜、腱、靭帯、骨膜など)の状態が悪くなったことで生じます。
組織損傷は主に筋肉(腱)に生じます。その為、痛いの度合いはその時の筋肉の状態により変化します。朝起きた時に痛い、夕方から痛くなる、入浴すると痛みが軽減するといったように、痛くなったり痛くなくなったりするのが特徴です。
神経損傷による痛みは、神経自体が損傷した痛みです。痛みを感知する神経自体が傷ついているので、ずっと痛いです。痛みもズキズキとした灼熱感を伴う強烈な痛みになります。そして筋力が著しく低下します。
首痛の8割は筋肉が原因
筋肉は引っ張られた状態が続くと緊張が高まります(硬い、張っている、こっている状態)。
筋肉の緊張が高まると、筋肉を覆っている筋膜の内圧が上がり、筋肉の中を通っている血管が圧迫さて血流が低下します。血流の低下は、発痛物質の産生・停滞を招き、筋肉内で化学反応が生じることで神経が刺激され痛みになります。
悪い姿勢、無理な姿勢は過度に引っ張られる場所(筋肉)が出てくるので、筋緊張が高まりやすくなります。また、同じ姿勢は、筋肉がこう着状態になっているので、引っ張られた時と同様に筋膜の内圧が上昇しています。
筋膜の内圧が上がり、痛みを感知するセンサーが刺激され続けると、その刺激は隣りの筋肉、そのまた隣の筋肉へと伝播していきます。
そうして、筋の緊張は、その硬さと、範囲、深度を増して、なかなか消えない痛みになっていきます。
筋膜の異常(ねじれ・ゆ着)と首痛
筋緊張は、最初は体を動かす大きな筋肉(表層筋)におこります。いわゆる筋疲労です。
表層筋に起きた筋緊張が解消されないままになると、徐々に、骨や関節周辺にある筋肉(深層筋)へと緊張は広がっていきます。
深層筋の緊張状態は、関節の動きを悪くするため、筋肉のさらなる循環障害を招きます。その結果、筋膜の異常(ねじれ・ゆ着)が発生します。この筋膜のねじれやゆ着が「ぎっくり首」の原因と言われています。
ゆ着には「筋膜と筋膜のゆ着」と「筋膜と骨膜」があります。
ゆ着を起こした筋膜には『トリガーポイント(痛みの引き金)』という触ると痛みを誘発するポイントが発生しています。
トリガーポイントとは、侵害受容器(痛みを感じるセンサー)が過敏になった部位のことで、このトリガーポイントが侵害刺激となって生じる痛み、それを『筋筋膜性疼痛症候群』といいます。筋筋膜性疼痛症候群の中で、首に生じたものは『頚性神経筋疼痛症候群』と名付けられています。
筋膜のねじれやゆ着は、マッサージ、整体、電器機器といった体の外から行う施術では解消が困難です。
筋膜の異常が生じる要因
筋筋膜性疼痛症候群による首痛は、多くの場合、以下に挙げる複数の要因の組み合わせによって起こります。
1.一過性の外力:大きな力が急激に体にかかる
例)交通事故、スポーツでの衝突、転倒、ムチウチ、寝違え、打撲、外科手術など。
※これらの後遺症が数年後に痛みとなって出ることがあります。
2.継続的な外力:同じ力が特定の筋肉に繰り返しかかる
例)悪い姿勢、脚長差による体軸のズレ、骨格の非対称による動きの軸のズレ、長時間の同一姿勢(スマホやパソコン操作、立ち仕事、座り仕事)、同じ動きの反復(検品、下を向く作業)、不正咬合、喰いしばり、肉体の酷使(腕を使う労働)、過度な筋トレなど
3.精神的ストレス:怒り、経済的不安、健康不安、家族関係、社会的孤立など
4.筋肉の量と質の低下:老化、運動不足で外力(重力)に対応できなくなる
5.栄養不良:栄養のアンバランス、欠乏が筋肉や筋膜の異常を招く
痛みを増悪させる要因として、飲酒、過食、不規則な生活習慣、ストレス、睡眠不足、運動不足などがあります。
人体は複雑な折り紙のように筋膜によってつながっています。
痛みが出ている場所だけでなく、全体をひとつのまとまりとして痛みの原因を探すことが必要です。
筋肉の状態が悪化するステージ
当院では、筋肉が悪化していくステージがあると考えています。
ステージ事に現れる症状は異なるので、症状を早期に改善させるには、そのステージに合った施術を受けることが重要です。
Stage0 | 健康な筋肉。酸素と栄養が十分で柔軟性と弾力性がある。 |
Stage1 | 軽度の血流不全。筋肉にコリや張りを感じても数日で自己回復が可能。 |
Stage2 | 中程度の血流不全。コリを常に感じ時々痛む。自己回復が難しくなる。 |
Stage3 | 重度の血流不全。慢性的な痛みやしびれ。関節の動きが制限される。 |
Stage4 | 最重度の血流不全。神経障害による強い痛み。関節に変形が生じる。 |
当院の首痛の施術
あんにょん鍼灸院では、『深層筋・筋膜セラピー』という、オリジナルのトリガーポイント鍼療法(はりりょうほう)を使った施術を行っています。
トリガーポイント鍼療法では以下のような効果が期待できます。
- 痛みの活動電位が治まる
- 筋肉の緊張が解ける
- 交感神経の緊張を解き、局所の血流を改善する
- 発痛物質の産生・停滞を抑える
当院の施術のポイント
1.トリガーポイントを確実に解消
お客様に動いていただいたり、体をストレッチさせて、トリガーポイントを正確に探して解消します。これにより、痛み信号の遮断、交感神経の興奮抑制、血流の改善・増加を図ります。
2.柔軟性と弾力性の回復
硬くなっている筋肉を、はりでマッサージするようにほぐすしていき、血管の圧迫を解消します。血流が回復することで、発痛物質の産生が低下、流されることで、筋肉が本来の柔軟性と弾力性を回復します。
3.筋バランスの調整とセルフケア
症状のある筋肉を改善するだけでなく、上半身と下半身、左右、前後といった全身の筋バランスを整えます。
施術後の良い状態が保てるよう、姿勢や動き、ストレッチなどの指導をします。
人体は複雑な折り紙のように筋膜によってつながっています。
痛みが出ている場所だけでなく、全体をひとつのまとまりとして痛みの原因を探すことが必要です。
あんにょん鍼灸院からのメッセージ
筋肉はどんなに状態が悪くなっても、血流をちゃんと改善させることができれば、痛みは消え、筋肉が本来持っている弾力性と柔軟性を取り戻すことができます。
- 病院での治療を長く続けているのに痛みが消えない
- ブロック注射が効かない
- 医者にもう治らないと言われた
- どんな治療をしてもダメだったのであきらめている
- 手術をしたのに痛みが再発した
このようなお悩みをお持ちの方は、是非あんにょん鍼灸院に相談ください。
必ずあなたのお力になります。