当院では「カウンセリング」「独自技術による施術」「セルフケアの指導」の3本立てで、痛みを早く、根本から取りのぞき、再発を防ぐ施術を提供しています。

カウンセリング

丁寧なカウンセリングで、痛みが生じた原因と痛みを増幅させる要因を探ります。

通常3カ月を超えて続く痛み(慢性痛)の原因の多くは患者さまの日常(姿勢、動き方、労働環境、生活環境など)にあります。また生活習慣や心理状態、考え方のクセなどは痛みを増幅させ改善を妨げる要因となります。当院では初回のカウンセリングに時間をさき、痛みの原因と痛みを増幅させる要因を患者さまと一緒に探っていきます。『《痛みのもとはご自身の生活の中にある》というのを知っていただくことが治癒への第一歩です

普段の姿勢、良く行う動作と合わせて、痛みの所在地を確認します。

私たちは日々の活動の中で肉体を損傷していきます。患者さまが日常的によく行っている姿勢、動き方を確認することでその方の“動きのクセ”を把握します。そして実際に患者さまが強く痛みを感じているポイントを示していただき、後の施術とセルフケア指導に活かします。普段の姿勢や動きのクセは自分ではなかなか解らないものです。『体に負担をかける動きや姿勢のクセに気づいていただくことが再発防止につながります』

自律神経症状の有無、筋肉のバランスを確認します。

自律神経の症状はお腹の張り、横隔膜の緊張、皮膚の状態、皮膚の温度などに現れます。また悪い姿勢や特定の部位に負担のかかる動きは筋肉のアンバランスを生み、ひいては骨格のゆがみにつながります。これらを触診で確認し、体の状態と患者様の自覚とをすりあわせします。『心と体はつながっていること、知らず知らずのうちに痛みの元を作っているという理解が治癒の助けになります』

カウンセリングの結果から、どうすれば治るのか、なぜこれまで治らなかったのをお伝えします。

問診、検査、触診で得た情報から、患者様の今の体の状態、どうすれば治るのか(治療計画、患者様にやっていただくことなど)、なぜ病院や他の治療では治らなかったのかを説明します。不安や疑問、ご要望などがありましたら遠慮なくお伝えください。『痛みの改善には、患者さまのご理解と納得、そしてご協力が不可欠です』

施術

独自技術による鍼治療で、体に負担が少なく効果が高い施術を提供します。

当院の『深層筋トリガーポイント鍼療法』は、指では届かない深部の組織にできたトリガーポイントをピンポイントでとらえ、取りのぞくことができる独自の技術です。

『深層筋トリガーポイント鍼療法』の特徴

1.繊細な日本の鍼を使用する深部の施術

一般的に深層筋をターゲットにした鍼治療は刺激が強く体への負担が大きいものです。それは太くて長い中国式の針を用い、筋肉に押し込むように刺す中国由来の治療法が多いからです。当院では日本式の細い鍼(直径0.14~0.25㎜。注射針の太さは直径0.7~0.9㎜)を用い、体に負担の少ない鍼治療で高い効果をあげています。現在日本の鍼灸学校では、日本式の鍼を使って体に深く刺す技術は教えていない為、深部組織の治療は特別な訓練を受けたものにしかできません。

2.鍼が体に入る時の痛みがない

一般に患者様が〝鍼が痛い“と感じられるのは、鍼を刺された瞬間だと思います。東洋医学では鍼を体に刺すことを「切皮(せっぴ)」と言い、この時に感じる痛みを「切皮痛(せっぴつう)」と言います。この切皮痛は鍼の治療時に必ずある痛みではなく、施術者の経験不足と訓練不足によって生じます。当院の鍼は患者さまから「いつ刺したんですか?」と聞かれるほど鍼が体に入る時の痛みがないのが特徴なので、鍼が初めての方にも安心して受けていただけます。

3.磨き上げた手の感覚

トリガーポイントをターゲットにした治療では、近年エコー(超音波診断装置)を使って施術箇所を確認する方法がとられていますが、私はこの方法では確実にトリガーポイントを捉えることはできないと思っています。特に首や手、関節の周辺にある細く小さい筋肉にできたトリガーをエコーでとらえることは不可能です。当院では磨き上げた手の感覚と細い指でトリガーを確実にとらえます。

4.鍼を刺しっぱなしにしない

当院では多くの鍼灸院が行っている、鍼を何本も刺した後に一定時間放置したり、刺した鍼に電気を通す施術は行いません。なぜなら膜の癒着によって生まれるトリガーポイントは鍼を刺しただけでは取りのぞけないからです。当院では施術者がつきっきりでトリガーポイントに鍼の刺激を与えつづけ、膜の癒着を溶かすようにほぐすようにして解消していきます。

5.体に反応をおこす

『深層筋トリガーポイント鍼療法』では、鍼の刺激でトリガーが解消される時や癒着が取れる時に「局所単収縮」というピクっと筋肉が動く現象や「ひびき※」という鍼治療独特の感覚があります。これらの反応が見られると筋肉は瞬時に柔軟性を取り戻します。「ひびき」は“痛い!”という人も〝気持ちいい~”という人もいて、感じ方は人それぞれです。いずれにせよ注射のように鋭く強烈な痛みはありませんのでご安心ください。

※鍼のひびきとは:鍼の刺激によって体の深部にズーンとした感じが起こる鍼治療独特の感覚。皮膚や筋、靱帯、骨膜や関節包などに広がっている神経や受容器が刺激されて起こる。この刺激により患部の感覚神経⇔運動神経が活性化され、筋肉がゆるむと考えられています。

活性トリガーだけでなく、潜在トリガーも取りのぞき、痛みのもとを根絶します。

トリガーポイントには圧迫しなくても強い痛みを発している『活性化トリガーポイント』と、自発痛はないが圧迫すると痛む『潜在トリガーポイント』があります。潜在トリガーポイントとは組織の癒着が起きている部分です。筋と筋の間、筋から腱への移行部に潜在トリガーは多く存在します。この癒着がひどくなるとシコリとなり活性トリガーポイントになります。そうならない為に癒着という潜在トリガーもターゲットにして痛みのもとを根絶します。

痛い部分だけでなく、全体のバランスを整え、快適に動く体を目指します。

人の身体はピーンと張られたテントのように、骨格(ポール)が筋・腱・靭帯(シート)の張力を受け止め、絶妙なバランスを維持しています。特に体を本来あるべき位置に柔軟に固定しているのは筋膜です。その為筋膜に癒着が起きると付着している骨を引っ張り全身のバランスを崩してしまいます。また痛みをかばう為に取る姿勢も全身のバランスを崩す要因です。当院では痛みを取りのぞくだけでなく、痛みや癒着が起きたことで生じた体のバランスも整え、痛みのない快適に動く体を目指します。

セルフケア

その方にあったセルフケアの指導で治癒を促進させ、再発の防止を図ります。

トリガーポイントの発生は外力(悪い姿勢、同じ姿勢、反復動作、スポーツなどによる使い過ぎ)が特定の筋肉に継続的にかかり、筋組織がエネルギー危機(酸欠)となったことが原因です。筋がエネルギー危機を起こさないようにするには、同じ姿勢を長時間しない、よく体を動かすことが必要で、患者様自身の努力が不可欠です。

当院では症状を早期に改善する為に、治療と並行して日常生活や職場で簡単に姿勢を整える方法、楽な体の使い方、効率的な体のほぐし方といったセルフケアの指導をしています。慢性痛が日々の積み重ねで生じたように、健康を養うのも日々の積み重ねです。治療を通してセルフケアの大切さを理解し実行していただけるよう、その方にあった無理のない方法をお伝えします。